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ニュー・アムステルダム(医師たちのカルテ)。
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ニュー・アムステルダム(医師たちのカルテ)。

このところ寸暇も惜しんで観ていたのがニュー・アムステルダム(医師たちのカルテ)という番組。2018年から始まって、最近になって打ち切り終了したアメリカの医療ドラマです。
ニュー・アムステルダムはオランダの首都のことではなくて、ニューヨークにあるアメリカ初の公立病院の名前だそうな。そこに新たに赴任してきたメディカルディレクターのマックスと彼を取り巻く医療スタッフが、一人でも多くの患者を公平に治療する・・・という信念で改革に取り組む、というお話。
気付いたことはすぐに実行に移す。反対勢力があっても、現状では難しそうに見えることでも、とにかくやり抜く。だから急ピッチで改革は進む・・・でも、これ、簡単なことではありません。
言うべきことは、勇気を持って言う、やるべきことは、つらくてもやり抜く・・・学ぶべきことはいっぱいあります。しかし、最も注目したいのは、信念さえあれば、方法はいくつもある・・・ということです。人の数だけ方法はある・・・少しの障壁が目の前に現れればすぐにへこたれる私には目からウロコのドラマでした。
 
監査役 野崎修平。
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監査役 野崎修平。

相変わらずプライムビデオは観続けています。これにはまると、コマーシャルでブツブツ切られるテレビ番組を観ている場合ではなくなります。
今シーズン(?)もいろいろ観ました。下町ロケット(三上博史主演の方)、空飛ぶタイヤ(ドラマも映画も)。ちょっとハードなところでは 石つぶて(佐藤浩市・江口洋介主演)、震える牛(三上博史主演)。ラブコメでは 私の家政夫ナギサさん(多部未華子主演)逃げるは恥だが役に立つ(ガッキー主演)。プラチナタウン(大泉洋主演)帰らないおじさん(高橋克実、光石研、橋本じゅん主演)・・・などなど。ほかにもたくさん観ましたが、記憶に残っているのはこれくらい。
どれも面白いドラマでしたが、中でも書いておきたいのは織田裕二主演の 監査役 野崎修平。律儀でまっすぐで真面目で、それ故に周囲と摩擦が多くて、時にはその摩擦が大事件に発展して・・・それでもやり通すのが見所。こけの一念岩をも通す・・・じゃないが、我が身のことでもないのに、握りこぶしをかざして応援したくなります。
織田裕二という俳優さん。本当にこのドラマの通りの人なんじゃないかと思えるぐらいに適任です。そうそう、続編の 頭取 野崎修平も観ました。こっちも良いんだなあ~・・・退屈しませんよ。お暇な方は是非!
ドクターX 〜外科医・大門未知子。
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ドクターX 〜外科医・大門未知子。

ドクターX 〜外科医・大門未知子は結局、無料配信のあるシリーズ5まで観ました。
こんなに長く続いているんだから、面白いのは間違いないのですが、最初の頃と違ってくるのは時間の積み重ねです。似たような内容で、似たような台詞を吐いていても、シーズンはじめで感じた違和感や反感もなくなって、言葉に重みを感じるようになって来るから恐ろしいものです。
有名な「私、失敗しないので。」の決め文句も、初めて聞いたときにはいかにもキャッチーで高慢ちきで驚きましたが、それが、医者にとっては失敗も成功もどちらもあることでも、患者にとっては一度の失敗が命に関わる重大事で、ことの重みをかみしめながら手術に臨んでいます・・・の覚悟の言葉だと分かるとちゃんと府に落ちるようになるのです。
ただし、大門未知子には人間的に大いに問題があるように思うので、私はこんな方の近くには居たくないとは思いますが・・・。
アンナチュラル。
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アンナチュラル。

先日まで観ていたのは石原さとみ主演の日本のドラマ、アンナチュラル。4年ほど前のドラマです。刑事物はいくつも観ましたが、このドラマ、とっても面白かった。実はリアルタイムでも観ましたし、これまでにも一度サブスクで観ました。今回が3回目ですが、それでも面白かった。
まずは謎解きが良い。科学に裏打ちされた、観ていてあまり無理を感じない発見やどんでん返し。キャストは芸達者な人たちがそろっていて、脚本も良い。緊張感があってユーモアもあって、いずれも過度にすぎることはない。理屈と感情が頃合いに交じり、ストーリーの必然性が無理なく導き出されているように感じます。
今はドクターX~外科医・大門未知子~を観てますが、こっちはエンターテインメント性が高く、観ていて楽しくはありますが、過剰感は否めません。
とにもかくにも寝不足です。私には、何かをやり始めるとやり過ぎる傾向があります。今はテレビの観過ぎとお菓子の食べ過ぎです。自制、自制・・・これが難しいんだなあ~。
三国志 ~司馬懿(しばい)軍師連盟~。
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三国志 ~司馬懿(しばい)軍師連盟~。

年末にズーッと観ていたのが中国ドラマの三国志です。三国志は誰に焦点を当てるかで随分と違った物語になります。昔、NHKで人形劇があったときには蜀の劉備玄徳や張飛・関羽・諸葛孔明などが主人公で、楽しみに観たものです。その時には、魏の曹操などは敵役でした。横山光輝の三国志も同様です。ところが、色々観ていると、どちらかと言えばむしろ魏の曹操の方が中心に描かれていることが多くて、今回のドラマも曹操陣営の司馬懿を中心に描かれています。
司馬懿が本当はどんな人物だったのか知るよしもありませんが、ドラマを見る限り、知略に優れてかわいげがあって、しかし、なかなかの食わせ者です。権力には絶対に逆らわず、と言うよりは逆らわない振りをして、自分の思いを一つ一つ達成していきます。とうとう孫が新しい時代の皇帝になってしまうのですから、なるほどこりゃあ主人公にしたくなる人物です。
顔が日本人に似ているせいか、違和感なく引き込まれていきますが、やはり根本のところで日本人と中国人は随分違うようです。分かっていても面白いんだなあ~。やめられなくて全86話全て観ました。BSで日本語吹き替え版の放送もあったみたいです。そっちで観たかったなあ~。
アバター : ウェイ・オブ・ウォーター。
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アバター : ウェイ・オブ・ウォーター。

観てきました、アバター:ウェイ・オブ・ウォーター。
全世界をアッと言わせて、興業収入世界1位のあのアバターの13年ぶりの新作です。設定は前回と全く変わらず、時間の経過も私たちと同じ。だからとっても馴染みやすい。ストーリーも続きだし、主要なキャストも前回同様。前回にも増した圧倒的なCG技術で、まるでどこかにありそうな世界を見事に創り出しています。とくに、海の中・・・というのが幻想的で良いのでしょうか?
熱帯魚のプレコと宇宙人のプレデターとクジラを合わせたような、あちらの世界のクジラも大活躍。でも、クジラを狩るのは日本人を意識させるキャストだし、モリには何やら日本の会社のようなロゴが書かれていて、面白くない。くじら1匹確保しても、残すところなく利活用して、命の糧として生活に役立てる日本人とは違って、賢い動物だから殺してはいけない・・・などと言いながら、脳の一部のほんの1リットルほどを利用するために殺すのは、鯨油取りが目的であとはみんな捨ててしまい、クジラの種を絶滅の危機に陥れてしまった、かの国の昔と何も変わっていない。そもそも生き物に対しての畏敬の念がない。そういう意味では日本人の感覚はアバターに近い。
まあ、腹の立つこともありましたが、作品そのものは紛れもない1級品で、どなたにもオススメ出来ます。私としては、初回のインパクト・・・ということもあってか、前作の方が面白かったかな。
緊急取調室。
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緊急取調室。

日本のドラマもなかなか良いものだ・・・と思って探していて見つけたのが緊急取調室。2014年にスタートした、天海祐希さん主演の人気ドラマです。今回はシーズン2まで観ました。シーズン3からは有料になっていたのでお預けです。
外国もの、特にアメリカドラマなんかと比べると、圧倒的にアクションシーンが少なくて心理描写が多い。そこのところがこのドラマの売りの部分ですから当たり前なのかも。
毎回違ったゲストを迎えて、取調室を中心に丁々発止のやり取りが続きます。どのゲストも、なるほど選ばれただけのことはある・・・と納得させてくれる演技です。こんなに感情が伝わってくるのは、同じ日本人同士だからかもしれません。手に汗握る、というのはこのドラマのようなことをいうのでしょう・・・とにかく面白かった。
これに比べるとアメリカ映画なんぞは、どうも調子に乗りすぎて上っ滑りで・・・なんて感じなくもない。それぐらいに良く出来たドラマでした。なんか、もうじきファイナルを迎えるのだとか・・・おしいなあ~、残念だなあ~。
結婚できない男。
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結婚できない男。

阿部寛主演の 結婚できない男 はリアルタイムでももちろん観ました。なんと言っても阿部寛が個性的で、あれ演技じゃなくて本当にあの人アンナンじゃないの・・・と思えるほどのはまり役。大きな体を小さくたたんで、口下手でたどたどしいわりには言いたいことをみんな言う。まあ、本人にしてみれば随分遠慮しているのかもしれませんが・・・人情味もあってとっても面白い番組でした。あれからもう16年にもなるんですねえ~。
16年経って今観てみても面白い。毎回のタイトルが良い。一人が好きで悪いか!!好きなものを食って悪いか!!好きにお金を使って悪いか!!休日を一人で過ごして悪いか!!家に人を入れないで悪いか!!融通きかなくて悪いか!!親戚づきあいが嫌いで悪いか!!犬が嫌いで悪いか!!彼女が出来ないで悪いか!!女心がわからなくて悪いか!!花柄がキライで悪いか!!・・・毎回のタイトルです。いずれも別に何にも悪くない・・・でも少し寂しい気がする。最終話は 幸せになって悪いか!?というタイトル。そう、やれば出来るんじゃないの。人と居る幸せもまんざらでもないんだから。
ちなみに第1シリーズのヒロインは夏川結衣さんと国仲涼子ちゃん。とっても芸達者な二人がドラマを盛り上げます。13年ぶりに復活した第2シリーズのヒロインは吉田羊さんと稲森いずみさん・・・こちらも面白いのでご興味のある方は是非。
NUMB3RS(ナンバーズ・天才数学者の事件ファイル)。
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NUMB3RS(ナンバーズ・天才数学者の事件ファイル)。

まだ、夜な夜なテレビ(アマゾンプライムビデオ)観ています。最近観たのはNUMB3RS(ナンバーズ・天才数学者の事件ファイル)という、2005年から2010年にかけてアメリカで放映されたドラマ。製作がエイリアンのリドリー・スコットとグラディエイターのトニー・スコット兄弟なので面白くないわけがない。1時間もので、最終のシーズン6まで。それぞれに20話ほどありますから・・・結構観たなあ~。
兄はFBIの敏腕捜査官、弟は天才数学者。二人協力して、難解事件を数学を駆使して解決していく・・・という物語。弟は飛び級して13才で兄と同級生で高校を卒業。しかし、5才も年の違う兄弟が同学年で卒業となると、お互いに相手に対してコンプレックスを持つことになります。そんな兄弟が二人三脚で、衝突をくり返しながら、理屈の良く分からない数式をこむつかしく並べ立てて、そんなことがほんまに分かるんか?と思う間もなく見事に一件落着。訳があんまり分からなくても面白いんだなあ~これが。
ただし、天才の弟くん。あなた子供過ぎます。周りが見えない協調出来ない、自分しか正しい人が居なくて、自分のことで頭がいっぱい・・・これじゃあ小学生と代わらないじゃないですか。まあ、天才なんてそんなもんかもしれませんが・・・。
ダイの大冒険。
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ダイの大冒険。

ダイの大冒険は、そもそも30年以上も前に発表された漫画です。当時、私はもう30代でしたが、とても面白く読みました。漫画や小説は、自分の中にあるものを集大成して、作品を媒体にして自分自身を鑑賞するものですから、少年が・・・青年のくせに・・・壮年にもなって・・・なんて感覚はなくて、どれも自分なりに楽しめれば良いのです。ですから、自分の中にない感覚はイメージできず、楽しめませんので念のため。
これが何年か前にアニメ化されて、テレビでやっていたようなのです。さすがに、今更・・・とは思いつつ、観てみると、感覚が確実によみがえり、子供っぽくはあっても、とても面白く観ることが出来ました。何回観ても感動するのは、主人公の勇者ダイとゴメちゃんの話。ゴールデンメタルスライムのゴメちゃんは実は、神の涙と呼ばれる、この世にたった一つの所有者の願いを叶えるアイテム。願いを叶えてくれるんだから、王様になりたい・・・と願えば王様に、無敵の戦士になりたい・・・と願えばそのように、大金持ちになりたい・・・と願えばそれなりに、願いは叶うのですが、ダイは初めて会ったときに、友達になってよ・・・と願います。以後に起こる数々の不思議な出来事、これはゴメちゃんが命を削って叶えていたのでした。そして、ダイの最後の願いは・・・ああ~ダイとゴメちゃんの運命やいかに。