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天使にラブソングを。
本・テレビ・映画の話題

天使にラブソングを。

又々古い映画で恐縮ですが、天使にラブソングを・・・は1992年に公開されたウーピー・ゴールドバーグ主演のアメリカ映画。
しがないクラブ歌手が殺人現場を目撃し、逃げ込んだ先の修道院で、抑制的に生きる尼さんたちに歌うことを教える。歌い始めた尼さんたちがだんだんと自らの可能性を開花させて、末には法王の前で歌うまでに・・・というお話。一言で言うとこういうことですが、一言では収まっていないところがこの映画のすごいところ。元々ウーピー・ゴールドバーグの個性が強烈なうえに、設定も面白いので、映画はもちろん面白い。
人が、自らの可能性を見いだして成長していくのは見ていて気持ちいい。頑張れ・頑張れ・・・関係者でもないのに応援したくなる。知らぬ間に引き込まれてしまって、ワクワクして観ている自分を発見すること請け合い・・・この映画はまさにそういう映画です。高校生を相手に奮闘するパート2も出ましたが、私は断然最初のやつがごひいきです。
レオン。
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レオン。

リュック・ベッソン監督つながりで、今回は、1994年のフランス・​アメリカ合作の映画「レオン」を観ました。
レオン役はニキータに出てくる存在感いっぱいの掃除屋を演じたジャン・レノ。相手役の少女(マチルダ)がスター・ウォーズ(エピソード1~3)でアナキン・スカイウォーカー(後のダース・ベイダー)と壮絶な恋をするパドメ役のナタリー・ポートマン。とっても個性の強い監督が、とっても個性の強い二人と組んで作ったものですから、そりゃあもうとっても個性の強い作品に仕上がっています。
レオンは、若い頃の辛い体験からそうなったのか、はたまた先天的なものか・・・純情一途で真っ直ぐで、少しどこかネジがはずれている様子。しかし、そこのところが仕事には大いに役立って凄腕の掃除屋(殺し屋)です。マチルダは12才(ぐらい)。思い込みが強く直情的で行動的。目の前で家族を殺されてしまったマチルダをレオンがかくまったところから物語が回り始めます。
今の感覚では中年男と少女のあり方は批判を浴びるかもしれませんが、関係を構築して利用していたのは少女のマチルダ。二人の関係は男女の恋愛感情か、兄弟愛のようなものか、はたまた親子の愛情に近いものか・・・解釈は様々ですが、いかにも純粋です。
小そうても女よのお~・・・小悪魔のようなマチルダに振り回されてレオンはとうとう・・・怒濤の結末はもう一度ご自身で観てみてください。
銀の匙。
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銀の匙。

枕元には次々と課題図書が届きます。今回届いたのは荒川弘さんの7~8年前の作品、銀の匙。
全15巻、最後の方の14巻目の後書きには・・・
競争させられるのが嫌で、逃げ出したことがある。
否定されることに反発し、声を荒げたこともある。
辛い記憶は消えないし、苦手意識は拭えない、難攻不落は百も承知!
でも、向き合わなければいけないんだ。自分で選んだ目標に近づくために・・・
「銀の匙 Silver Spoon」次巻・第15巻、八軒(主人公の名前)の前進と成長に乞うご期待!!・・・とあります。
目標が見つからないとか、自分探しの旅だとか、色々悩みの多い方には、是非ともこのマンガを読んで欲しい。目標や発見は身近な至る所にあって、それを見つける感性があるかどうか、取り組む気力や辛抱があるかどうかに人生の楽しみがかかっているのだ・・・ということが良く分かる。アンテナにピピッときたらまず動いてみる、行動こそが真実です。
このマンガは、かのデール・カーネギーもあらわせなかった、私たちにも良く分かる人生の指南書です。
ニキータ。
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ニキータ。

ニキータは1990年のフランス映画。監督は巨匠リュック・ベッソン。
限界のないものが2つある、女の美しさと、それを乱用すること・・・この映画は主演のアンヌ・パリロー抜きでは語れません。彼女の独特な魅力が、ハードなアクション映画をそれだけに終わらせない人間ドラマに仕立てています。
フランス映画らしく、抑制の効いた画面づくりの中で繰り広げられる壮絶な物語。こんなことは映画の中だけではないだろう・・・そう思える現実味を伴って観る者に迫ってくるのはリュック・ベッソンの力量あればこそでしょう。
ジャン・レノの存在も強烈です。後半のほんの少しの場面にしか登場しないのに、特殊な重みで強引に物語を引っ張ります。後の彼の活躍はご存じの通り、どこにいてもそれだけの存在感を示せる人なのでしょう。
フランス映画はやはり独特です。映画の世界もグローバルになった今日では、国境はあまり意識されませんが、30年前にはこんなにフランスらしい作品が創れたのですね。
シャーロック・ホームズ。
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シャーロック・ホームズ。

主演のロバート・ダウニー・ジュニアはアイアンマンの方が有名になってしまいましたが、観るとこちらの方が断然面白い。
シャーロック・ホームズはご存じイギリスの作家アーサー・コナン・ドイルの小説に出てくる架空の探偵。小説は・・・思い返せば弟のお気に入りで、彼が学生の頃によく読んでいました。何かことがあると、私の灰色の脳細胞で考えるに・・・などと彼に言われても、当時はまったく興味がなかった。しかし、映画で観てみたら・・・これがとっても面白い。映画と小説は別物・・・とはいっても、原作がダメならこんな面白い映画はたぶん出来ない。彼は当時から原作の面白さを満喫していたのでしょう。
探偵としては超優秀なシャーロック・ホームズも、一般人としてはダメ人間。こんな人間が近くにいたら、たぶん私なら一時も辛抱が出来ない。ワトソンくんは常識人、常識人がよくこんな人と友達でいられたものだと感心します。もっとも、頭脳明晰な上に行動力があり、武術も達者で、揺るぎない信念でいかなる事件も解決、さらにはユーモアセンスも半端でない・・・となれば常識人かどうかなんてたいした問題ではなく、むしろ、常識人ではないから常識では考えられないような難事件も解決してしまうのだ・・・と考えれば、だからこその友情も生まれるのかも。
映像も筋道もキャストも文句なしの見事な探偵映画です・・・こんな人、近くにいなくてよかった!
 
96時間。
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96時間。

このところは、私よりむしろ奥さんの方が映画付いてしまって、今日は何観る・・・と催促されることが増えています。
今回観たのは96時間シリーズ3作品。まずは娘がさらわれて助ける第1作。次は親父と母親がさらわれて、返り討ちにする第2作。そして、登場人物は同じでも96時間というタイトルとはあまり関係のないような内容の第3作。
いずれも驚くのはリーアム・ニーソン扮する親父のタフさと家族愛。2メートルに近い巨体を縦横に使っての超絶アクションがどの作品でも炸裂します。諸々の体術以外でも、この親父、頭もよくて特殊な技能を持った仲間もいる。これまでの人生の全てを糧にして戦いに挑み、傷だらけになりながら見事に勝利します。家族を守る・・・この信念にはかなう者がいない。チョッと無茶も過ぎるとは思いますが、そこは映画ですから無理も通ります。掛け値無しに面白い映画です。
私には宇宙に名だたるフォースもなくて、バットマンさえ鍛えてしまう闇の組織の後ろ盾もなくて、ましてや国家を背負う諜報部に知り合いもいない。その上、体力にも知力にもとんと自信がないので、家族には何も起こってくれるな・・・と願うばかりです。
今を生きる。
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今を生きる。

今は亡きロビン・ウイリアムズの1989年の映画。1989年と言えば初代ロードスターやら初代セルシオ、R32GTRや初代レガシーなどが世に出た日本車のビンテージイヤー・・・といっても、映画との間にはなんのつながりもありませんが、それほどこの年は日本も元気で私には思いで深い年でした。
厳格な名門校に自由の風を吹き込んだ一人の教師。生徒たちは彼のことをキャプテンと呼んだ・・・伝統と規律に縛られた生活を送る生徒たちに、キーティング(ロビン・ウイリアムズ)は型破りな授業を行う。「先入観にとらわれず自分の感性を信じ、自分自身の声を見つけろ」とキーティングは、若者たちに潜在する可能性を喚起する。風変わりな授業に最初はとまどっていた生徒たちも、次第に目を開かされ、キーティングへの関心は高まっていく・・・(DVDケースの紹介文より)
さて、だからどうなったのかは観てのお楽しみ。確実に言えるのは、本気は人の人生を変えていく・・・ということ。そしてそれは、何か特別な才能を持っている人だけにある特権ではない・・・ということ。
Dr. コトー診療所。
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Dr. コトー診療所。

テレビで吉岡秀隆と柴咲コウや時任三郎が活躍する感動のドラマを見た方は多いと思いますが、こちらは山田貴敏原作のマンガ版。このマンガももう20年前のものです。再び読み返してみると、こんな類いの創作ものには20年の時間なんてさして関係ないのだなあ~・・・と改めて感じます。
都会の大学病院を辞めて、船で6時間の離島・古志木島(こしきじま)に赴任したコトー先生の廻りでは何故こんなに事件が次々と持ち上がるのでしょう・・・先生が優秀な医者だったことが一因かもしれません。はたまた、個性豊かな島民たちが登場人物だったからかもしれません。しかし、じつは、たぶん、誰の廻りにもたくさんの事件が起こっています。一つ一つを深掘りし、根本のところから真剣に関わっていこうとすればこの物語のようになるのでしょう。注意深さで事件の数が変わり、関わりの深さで気づきの量が違ってきます。一人一人が懸命に生きる人たちの間では、いつも感動の話が満ちているはずです。
今日も今日とて東奔西走のコトー先生の後ろから、銀の竜の背に乗って~・・・と中島みゆきのテーマソングが聞こえてきそうです。
 
火の鳥。
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火の鳥。

火の鳥シリーズは言わずもがなの手塚治虫大先生の代表作のひとつです。連休中はこのマンガを読んでました。
私が生まれた頃からある大作中の大作で、私も20歳ぐらいの頃から何度も読んでいます。何度読んでも、読み手の年齢や人生観、その時の心情などで受け取り方が変わったり、読後感が変わったりします。この作品にはそれだけ骨太な内容が込められている・・・ということでしょう。
ギャグを交えた軽妙な語り口や作画タッチから、ドンドンと読み進めては行けますが、描かれている内容はとても深刻で悲壮で壮大。その気で読むと・・・これは大変なマンガです。一つ一つの物語は完結しているので、それだけ読んでも面白い。(この表現で合っているのかどうか?)私の一番のオススメは望郷編。こいつで何回泣かされたことか!しかし、読むときにはやはりそれなりの準備をして、全巻を読み通すことをオススメします。それは、この作品が全体でひとつの、手塚治虫の人生観をあらわしているからです。
これだけ直接的に、人が生きる・・・ということについて書ききったマンガは他に知りません。何年経っても、どんな時代になっても大先生の超大作は読み応えがあります。
 
LION(ライオン)。
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LION(ライオン)。

私がマンガばっかり読んでいる間に、今度は奥さんがDVDを見始めました。彼女としては珍しく、だいたい2日に1本のハイペースです。テレビの番組欄を見て、これといって見たいものがないとDVDに手が伸びるようです。
昨夜見たのはLION(ライオン)というオーストラリアとインドの合作映画。インドで5才の時に迷子になった子供が、25年後にふるさとを探し出して戻る・・・というお話し。実話を映画化した感動的な作品です。
インドでは毎年8万人も迷子が発生しているのだとか。自分の子が迷子・・・と想像しただけでパニックを起こしそうになりますが、それが8万人も・・・とんでもないこと。幸運な子供は里親に引き取られるようで、主人公もオーストラリアのご夫婦に引き取られます。引き取ったご夫婦は、世にあふれる恵まれない子どもたちに手を差し伸べたい・・・という思いで、自分たちでは子供をもうけなかった・・・と言う。実の母親は、必ず帰ってくると信じて移動することなく25年間同じ所に住み続けます・・・そして、二人の母親の信念が奇跡を生むのです。
ドーン・ガーン・バーン以外の映画を久し振りに観たように思います。奥さんの御相伴にあずかれたことに感謝します。