ブログblog

麦わら帽子に泰平を感じます。
その他の話題

麦わら帽子に泰平を感じます。

世の中コロナの話で大変です。いよいよアメリカでも本格化しそうで、さすがの大統領も大慌ての様子。EU諸国との人の出入りを禁止するのは思い切った策ではあっても、それ相応に反発も大きいみたい。おかげをもって株価は歴史的な下げを記録し、聞くところによると我が国でも安倍首相の責任問題が問われるかも・・・みたいな話。何でもかんでもエライ人の責任・責任、こりゃあエライ人も大変だ。私なんぞは、日本は世界に比べてもとっても良くやっていると思うのですが、見る人によってはそうでもないのでしょうか。
フッと横を見れば傍らに麦わら帽子・・・良いなあ~この風情。なんとなく、どことなく全体で泰平の空気感を漂わせてきます。これをかぶって磯釣りに出かけたのはいつの頃だっただろう。あの時には結構な釣果があって、ボウズの皆さんに、おいやんは釣ると思うたよ・・・と言われもしました。廻りは、ボウズでもユニフォームと道具は立派な若い人たちばかり。今時こんな麦わら帽子を被っているのは例え磯といえどもルフィーと私ぐらいです。
諸々の騒ぎも治まって、少し暖かくなって・・・心おだやかに、又この麦わら帽子で磯に出かけられるときが来ることを心待ちにしています。
 
照明器具を選ぶ。
建築の話題

照明器具を選ぶ。

設計行為の段階に応じて各種のスケッチを作ります。ゾーン計画・平面計画・断面計画・完成予想図・部分スケッチ・構造スケッチ・設備スケッチ・・・色々なものが同時並立的に出来てきて建物全体のイメージがそれぞれの関連をもって仕上がってきます。ですから、間取りのスケッチの出来上がりをもって計画が出来る・・・訳ではないのです。
今日していたのは照明器具の配置計画と器具の選定作業。少し探せば白熱灯・蛍光灯・LEDの色々な品物が、国内外の製作を問わず無数にあふれています。どんな用途に使ってどんな雰囲気を得たいか・・・を中心にその中から探すのですが、住宅といえども個人の指向性が強い品物なので、これがなかなかに難解な作業。特殊なものを選んでしまえば、新築当時は良くても後のメンテが大変・・・ですから最近は、いつでもどこでも替えの部品が手に入りやすい国内のメジャーメーカーのLEDから選ぶことが多いです。各社のカタログをめくってみても思うものがなければ図面を書いて、汎用器具と大工・建具仕事を組み合わせて製作します。
電気の職人さんには昔も今もパナソニックの品物が評判良い。なんでも丈夫で取付などの作業がしやすく信頼性が高いとか・・・でもパナソニックはこのところ企業向けが中心の様子で個人向けの品物は随分少なくなりました。そこで、DAIKOやKOIZUMI、エンドウやヒカリなどのカタログもパラパラ・・・こんなに品数があるのにちょうど良いものがない・・・今回も大変だ。
計画用紙を使って。
建築の話題

計画用紙を使って。

計画用紙を使って一番多く行うのが平面計画と構造計画です。
例えば木造2階の住宅だと構造計画だけで、基礎伏せ・1階床伏せ・2階梁伏せ・小屋伏せ・屋根伏せ・・・とざっと5枚のスケッチを描きますが、こんな時に計画用紙が役立つのです。この用紙の良いところはスケールが合っている上に和紙で出来ているので、下のスケッチが透けて見えるところ。基礎を書くときには平面計画を下敷きに書けますし、1階の床伏せの時には平面を下敷きに書いた基礎のスケッチを下敷きにかけるのです。もちろん、1階の床伏せに重ねて2階の梁伏せを書いたり、反対に重ねて梁掛かりを確認したり、平面との整合性を確認したり、時には全部を重ねて全体の検討や確認をしたり・・・とっても重宝に使えます。
若くて仕事の少なかったときには、作ってしまった量に後悔もしましたが、あれから30有余年・・・いやあ~、準備は出来るときにしておくものだ・・・と今になって考え直しています。
計画用紙。
建築の話題

計画用紙。

聞き取りや要望を伺った後で考えがまとまってきた時に、一番最初にするのはゾーニング・・・建物の中でどんな動きをするのか、どんな風に空間をつなげると動きやすいか、またはどうあるべきか・・・次の段階は、それを現実寸法でどのように建物に落とし込むか・・・その時に必要になるのが計画をするための用紙です。
市販の方眼紙でも良いのですが、スケール感を養いたい・・・という気持ちもあって、住宅などで使う実際の寸法にこだわって、自分用の計画用紙を作りました・・・金もないのに大量に。寸法は910ミリモジュールの関東間用と、985ミリモジュールの京間用。仕事もない時代に困惑するほどの量で手元に届いたときには、事務所のネームが入っている用紙を誇らしくも思いましたが正直、こんなにあってもどうするの・・・と支払いの方が気になったものでした。
時間の経過とは恐ろしいもので、それが今どうやら底をつきかけてきたのです。この紙でどれほどの建物を計画してきたことでしょう・・・これまでの設計人生を振り返りながら、若かった自分に、君が大枚はたいて作ってくれた計画用紙はとっても役に立ったよ・・・と大声で言ってあげたい気分です・・・ありがとう。
開口部の寒さ対策・・・そして。
建築の話題

開口部の寒さ対策・・・そして。

そして、最後にご紹介するのがランマのFIX窓(ペアガラスの断熱サッシ)の内部にポリカーボネイト(9㍉)を入れた木製建具を建て込んだもの。
各ヶ所の温度を測ってみると、陽の当たっていない部分の木枠もポリカーボネイト面も室内壁とほぼ同じ。陽の当たっているところでは木枠部分もポリカーボネイト面も5度程高くなっています。つまり、ガラス(省エネのペアガラス)とポリカーボネイト(9㍉)では同じぐらいの遮熱性能がある・・・ということです。差が出るのは陽の当たっている時の枠部分。木枠では5度の上昇ですんでいるのに、樹脂枠では10度の上昇が確認されています。また、施工精度も注目されます。木枠の建具はピッタリと元の枠にはまっています。密閉性が高いということは総合的な断熱性能が高い・・・ということです。
私の家のお試しの結果としては、断熱のために内部に建て込む建具は(FIX窓に関しては)価格の面からも断熱性能上も木製建具が樹脂の内部建具を上回りました。これから、外壁の2重建具で室内の快適と省エネを考えている方は参考にしてください。
開口部の寒さ対策・・・さらに。
建築の話題

開口部の寒さ対策・・・さらに。

2階の個室には3ヶ所のランマ(FIX窓)があります。新築時にはいずれも断熱サッシ(ペアガラス・トーメイ仕様)を建て込んで、室内には縦型のブラインドを吊っていました。開口部の断熱性能強化に伴って内部に樹脂と木製のふたつの開口部材を追加して試しています。
写真は樹脂の室内サッシにペアの省エネガラスを入れて建て込んだヶ所のもの、最近流行の2重サッシの仕様です。中も外もペアガラスですから、この部分のガラスは4枚入っている訳です。
各ヶ所の温度を測ってみると陽の当たっていない部分の樹脂枠部分は近くの壁とほとんど同じ温度、ガラス部分も同じ様なものですが、陽の当たっているところではガラス部分で5度程高く、樹脂枠は10度程高くなっています。省エネのペアガラスが健闘していることが伺えます。アルミ程ではありませんが、樹脂枠はガラスより熱を伝えやすい・・・と言えます。
FIX窓ですから、はずして外部サッシとの差を計るまではしませんでしたが、直射日光を受けていない内部枠やガラスの部分は壁の温度と大差無いものでしたから開口部2重の作戦はおおむね成功していると言えるでしょう。
樹脂の室内サッシの弱点は価格と施工精度です。懸命の調整をしていただきましたが、元々の外部サッシが変形のオーダー寸法ということもあって、いまだに枠とサッシの隙間はきっちりと埋まっていないように思います。価格はポリカーボネイトを建て込んだ木製建具を何割か超えます。
開口部の寒さ対策・・・つづき。
建築の話題

開口部の寒さ対策・・・つづき。

1階(事務所)で使っているもう一つの内部建具は断熱ブラインドです。この部分は片開きの勝手口なので木製の引き戸や開き戸は建て込みにくく、思案の末にブラインドを選択しました。
通常のブラインドは紙1枚をジグザグに折って出来ています。ですから、それ自体にあまり断熱性能を期待できないうえに左右の枠に隙間がありますので開口部を密閉できません。しかし、断熱ブラインドは2枚の紙を菱形に組み合わせ、ブラインド内部に空気層が出来るように製作されていますのでそれ自体に断熱性能が期待できます。さらに、左右の枠の隙間にはプラスチックのガイドレールが仕込まれていて、サッシとブラインドの間でそこそこの密閉性も確保できます。断熱性の高い空気層を二重に確保できるので結構な断熱性能を発揮します。ちなみに、本日午前11時でサッシ内側約15度、断熱ブラインド内側で約23度の計測結果でした。
この品物を探したときにはまだ断熱ブラインドは一般的ではありませんでしたが、最近ではメジャーメーカーからも色々なデザイン(柄)のものが出ています。木製建具よりはるかに扱いやすいですから、お手軽な断熱部材だと言えるでしょう。
開口部の寒さ対策。
建築の話題

開口部の寒さ対策。

先日「開口部は2重に建具を・・・・」と我が家の開口部の寒さ対策をご紹介しましたので、少し続きを書いてみます。
写真は事務所にある腰窓。サッシそのものは20数年前のものですが、大枚はたいて断熱サッシを入れました。熱伝導の高いアルミの障子(枠)部分には屋外と室内を区切るための断熱処理がされていて、当時出たばかりの品物でした。ガラスはもちろんペアが入っています。長いことこのサッシにロールカーテンを吊っていました。しかし、ロールカーテンにはさしたる断熱性能も望めません。そこで・・・ロールカーテンをはずして、木製建具を入れたのです。
木材はアルミとは桁違いの熱伝導率を誇ります。ざっと1000倍程熱を伝えにくいのです。ちなみに、空気は木材のさらに10倍程熱を伝えにくい物質です。一般に、断熱材は如何に多くの空気を内包して熱を遮断するか・・・が工夫された材料であると言えるでしょう。木製建具の優れたところは、木枠の断熱性能が高いところと、カーテンなどに比べて密閉性の高いところです。空気をサッシと木製建具の間に閉じ込めることが出来ればそれだけでも結構な断熱性能を発揮できます。だから紙一枚の障子でも断熱性能が発揮できるのです。この建具にはポリカーボネイトの板を建て込みました。6㍉程の密閉された空気層を持っていますから、面材としてはガラスや紙よりは断熱性能の高い材料です。
冬場の開口部の寒さ対策は夏場の暑さ対策にもなります。しかし、透明のポリカーボネイト板を建て込んでしまったので陽差しまでは遮りません。ですから夏場には外部にスダレでも吊ろうと思っています。
新型コロナウイルスの影響。
建築の話題

新型コロナウイルスの影響。

世界中で大変な騒ぎを引き起こしている新型コロナウイルス。最近ではとうとうスーパーや薬局の店頭からトイレットペーパーまでがなくなる始末。トイレットペーパーと新型コロナウイルスにどんな関係があるのかは判然としませんが、なくなっているのが現実・・・人間(日本人)は集団になるとどうも方向を見失うものらしい。冷静に冷静に。
建築現場でも色々なものがなくなりはじめています。まずは給排水の機器類。便器の類がなくなりました。下の陶器の部分はまだなんとかなるらしいのですが、上のシャワーのところがないらしい。他の品物もそろそろ受注を受け付けてもらえなくなりそう。そのうちこの流れが他の設備機器に・・・そして一般の建材類に。事態が落ち着いてくるのはいつ頃でしょう。現場を抱えている身には切実です。
世界の工場と言われた中国があの様子では仕方のないこと。日本のものづくりも中国頼り一辺倒から脱却して、リスクヘッジを一刻も早く成し遂げたいところ。最近では移転先としてベトナムが人気だそうですが、移転先探しの折には日本回帰というのを少しは真剣に考えて欲しいなあ~・・・世界に名だたるものづくり日本の力をもう一度復活させたいものです。
 
開口部は2重に建具を入れています。
建築の話題

開口部は2重に建具を入れています。

寒い日が続くと、当然窓は閉め切りになります。締め切っていても開口部(サッシの窓などの部分)の近くに行くと冷たい風が足元に来たり、フッと見るとガラスやアルミ枠に結露があったりする光景はどなたも経験したことがあると思います。そう、開口部は住まい全体の断熱性能の泣き所、最大の弱点なのです。最近ではペアガラスなども普及しサッシの断熱性能は随分と引き上げられていますが、それでも床・壁・天井などの断熱性能には及ばないのが現実です。
そんなこんなの状況に鑑み、我が家では数年前にほぼ全ての開口部分に内部建具を入れました。外が見たい窓にはガラス入りの木製建具、見えなくても良いところはツインポリカを入れた木製建具、一番多く入れたのは紙障子。要は断熱性能の高い木製の建具を全てのサッシ部分に内側から建て込んだのです。カーテンやブラインドを採用しなかったのは、木製建具の方が密閉性が高かったから。
その甲斐あってか、入れる前と後では平均してだいたい3~5度の室内温度の変化がありました・・・冬場暖かいのです。夜に暖房にタイマーをセットして寝ていても、朝方そんなに冷え込まない。深夜電力型の蓄熱暖房機・暖吉くんとの併用を始めてから快適な冬を過ごしています。もちろん夏場は冷房の効きも良いです。
室内仕上げに蓄熱・調湿の機能を持つ材料を使用すること。開口部の断熱性能を見直すこと・・・基本のところをしっかり構成すると、光熱費が節約できる上に,室内は思った以上に快適になります。試してみてください。