ブログblog

サピエンス全史(下)。
本・テレビ・映画の話題

サピエンス全史(下)。

とっても面白く読んだサピエンス全史(上)。その様子を見ていた長男が下巻を買ってきてくれました。
私は7万年から1万年前ぐらいのサピエンスの壮大な旅が好きで、近代の生臭い歴史はチョッと・・・と常々思っているほうですが、この本は国境を意識せず、サピエンスの歴史として変遷を書いているのでワクワクしながら読めました・・・ただ、下巻は上巻に比べるとどうも難解です。私が解説するよりも、よっぽど分かり易く書いてくれている部分があるので少し引用します。
第19章 文明は人間を幸福にしたのか
過去500年間には、驚くべき革命が相次いだ。・・・(中略)・・・人類は現在、かつてはおとぎ話の中にしかありえなかったほどの豊かさを享受している。・・・(中略)・・・だが、私たちは以前より幸せになっただろうか?・・・(中略)・・・無風の月に今も当時のままの足跡を残す故ニール・アームストロングは、三万年前にショーベ洞窟の壁に手形を残した名もない狩猟採集民よりも幸せだったのだろうか?・・・(後略)
サピエンスとしてのDNAの繁栄と、個人の幸せを並列に考えるとどうしても残る疑問です。
私たちの科学はとうとうDNAの解析を成し遂げ、それを操作できるまでになりました。サピエンスとしての進化は自然のスピードを超えています。地球上に生まれた生物の中で最も残虐と言われるサピエンス・・・私たちは一体どんな未来を望むのでしょう?
KINGDOM。
本・テレビ・映画の話題

KINGDOM。

結構な年でも中身が子供っぽく、いまだにマンガや怪獣映画に私が夢中なのはご存じの通り。今回も、マンガ原作の映画KINGDOM(原作・原泰久)を観てきました。
ほぼマンガの通りのスト-リー展開で、観ている方としては安心感があります。一度マンガで見ている物語を実写化して、それで退屈させないのは映像の作り込みがしっかりとしているからでしょう。ワイヤーアクションに少しの不自然さを感じるぐらいで、VFXは見事なものです。邦画の残念なところはリズム感に乏しいところ・・・ところが、この映画はあまりそれを感じません。そんなところも好調の理由でしょうか。総じて、充分に楽しめる、スケールのでっかい立派なアクション映画です。
キャストも良くはまっています。圧倒的なのはえい政(漂)を演じる吉沢亮、演じ分けも見事です。河了貂の環奈ちゃんはかわいいし、楊端和の長澤まさみも相変わらずおきれい。少し残念なのは信役の山崎賢人くん。力が入るのは良いのですが、入りっぱなしで観ていて子供っぽい。今回は子供時代の設定ですからそんなものなのでしょうか・・・次回からが楽しみです。
中華そば まるやま。
食べ物の話題

中華そば まるやま。

先日、和歌山市でお昼ご飯を食べました。伺ったのは中華そばまるやま。麺類は食べやすいので、急いでいる時や食欲がもう一つの折にはちょうど良い。
最近出来た和歌山南インターを降りて、市内方向へ。ひたすら走ると、国体道路を過ぎて塩屋の交差点のすぐ手前にあるお店です。
店構えもオーソドックスですが、ラーメンもオーソドックス。和歌山ラーメン・・・と聞くと、きっとみんなこんなのをイメージするんだろうな・・・と思うまんまの、豚骨醤油の細麺のラーメンです。特に変わったところはありませんが、安定感があって私は好きです。テーブルの上にはお約束の早寿司とゆで卵。お昼の定食が焼きめし付きで確か¥800ほどだったと思います。
それにしても、和歌山のラーメン屋にまる〇〇・・・と、いう名前が多いのは何故なんでしょう?このお店もまるやま、まるたかと言うのもどこかにあって、まるみやとかまるはまなんてのも聞いたことがあるような気がする。いずこも同じ系統の、いわゆる中華そばという名の和歌山ラーメン・・・こりゃあどっかに本家本元があって、みんなそのわかれかも・・・なんて妄想しながら美味しくいただきました。
イスづくり。
建築の話題

イスづくり。

日曜日に、和歌山市の木の家工房Mo-kuでイスづくりの体験イベントを開催しました。
木の家・・・という単語は良く耳にするようになりましたが、無垢の木の家と、集成材や新建材の家の区別が良く付いていらっしゃらい方が大半なのが現実です。よくよく写真を眺めてみると、合板がむき出しで使われていたり、構造材が集成材だったり・・・は良くあることです。たくさんの木が見えているかどうかは趣味の問題としても、少なくとも住んでいて清々しい木の家の特性が良く活かされていなければ木の家とは言えないでしょう。
木の特性を理解していただくには、実際に触れてもらうのが一番・・・そんな思いで、無垢の木のイスづくりイベントを開催し始めてからもう10年近くになるでしょうか。過去には一人掛けのイスやそのミニチュア版。背もたれ付の二人掛の長イスなどもありました。このところは涼み台のようなベンチを作ることが多くなっています。
初めて無垢の木や工作道具に触れる方々はとっても上機嫌。建具屋さんの指導よろしきを得て1時間足らずで組み上げていきます。今回の参加者は当事務所ですでに家をお建てになった方が半分、初めて見える方が半分。実際に木の家に住んでいる方々の生の声が聞ける・・・という意味でも、なかなかに面白いイベントだったのではないかと思っています。
イスづくりは年に1回のイベントですが、他に珪藻土の壁塗り体験やシロアリの傾向と対策、木の家完成見学会など・・・年に数回のイベントを開催しています。百聞は一見にしかず、ご興味のある方はのぞいてみて下さい。きっと新しい発見があるはずです。
ハドソン川の奇跡。
本・テレビ・映画の話題

ハドソン川の奇跡。

なんせ長かった連休ですから、DVDも8本観ました。特に面白かったのはクリント・イーストウッド監督、トム・ハンクス主演の「ハドソン川の奇跡」です。
マカロニ・ウエスタンとダーティー・ハリーで一世を風靡したクリント・イーストウッドも今は結構なおじいさんです。おじいさんですが創作意欲は少しも衰えることなく、今は出演者としてよりは監督として有名です。彼の作る作品は渋い・・・一言で言うとそんな印象。たくさんの話題やアクション、伝えたいことにでてんやわんやすることなく、人として大切なひとつのことに焦点を当てて実直に作り込んでいく・・・そんなスタイルで、登場人物もどことなく不器用な感じの人が多いのが特徴です。
トム・ハンクス演じる主人公もそんな登場人物。出来ることを精一杯にやって多くを語らない人。組織の理屈が個人を犠牲にして成り立とうとしたその瞬間、実直なトム・ハンクスが、飛行機の墜落寸前の現場に立ち会った機長としてとつとつと語りはじめます。どこまで人間に出来るのか。どこまでしなければならないのか・・・コンピューターをはじめとする機械が急速に発達している今こそ向き合わなければならない問題です。しぶい!イーストウッド渋い!
サピエンス全史(上)。
本・テレビ・映画の話題

サピエンス全史(上)。

連休中に買った本は2冊。1冊は先日ご紹介した日本国紀。もう1冊はユヴァル・ノア・ハラリのサピエンス全史です。この本をやっと先日読み終えました。本の内容理解に、ふんどしの中刷りがとっても的確に役立つのでご紹介します。
・・・アフリカでほそぼそと暮らしていたホモサピエンスが、食物連鎖の頂点に立ち、文明を築いたのはなぜか?その答えを解く鍵は「虚構」にある。我々が当たり前のように信じている国家や国民、企業や法律、さらには人権や平等といった考えまでもが虚構であり、虚構こそが見知らぬ人同士が協力することを可能にしたのだ。・・・
つまり、サピエンス以外のホモ族(ネアンデルタールなど)を含む他の動物たちが、目の前の現実に個別に対応していたのに対して、仮想のイメージを共有する能力を持っていたために、サピエンスは現実を超えた事態への対応が大勢で(ここが大切)できた・・・と言うのです。みんなの力を結集する能力を持ってして地球の覇者となったサピエンス(人間)はまた、超強力な環境破壊者でもありました。7万年ほど前にアフリカを出てから、サピエンスの至ったところでは例外なく生物の大虐殺(固有種の絶滅)が起こっています。
後に農業革命を成し遂げて人口の大爆発を起こすサピエンスですが、そうなる前は狩猟採取生活でした。私たちはほとんど反射的に、農業革命で豊かになった(幸せになった)と思いがちですが、どうやら幸せだったのは狩猟採取生活をしていたときのようです。集まって暮らすと疫病も流行る、栄養も偏る、人間関係も難しい・・・現在の問題はすでに当時からあったようです。
人間は獣を家畜化して幸せになったが、逆に小麦には家畜化され不幸になった・・・DNA的には大繁殖して種としては成功だが、個人としては幸福感が薄く成功とは言えない。農業革命をして、こう解釈する著者の感覚はとても新鮮です。
ファスナーが壊れる。
その他の話題

ファスナーが壊れる。

テレビによると、セカンドバッグを持っているのは大阪の(関西の)おっちゃんの特徴・・・なのだそうな。そんなところからはなんとか抜け出したい・・・とは思っていても、手帳やら携帯やらカギ束やらをどうやって持ち運ぶ・・・と考えていると、セカンドバッグはとっても現実的な回答な訳で・・・いまだに、大阪の(関西の)おっちゃんの特徴から抜け出せずにいます。
このHERZのバッグを買ったのはもう10年以上も前になるでしょうか。今となっては、どんな機会にこのメーカーを知ったのかも判然としません。日本のメーカーで、しっかりとした革製品を作ります。気に入って使っていたのですが、とうとうファスナーが閉まらなくなりました。そんな時にはやさしくこうして・・・と、だましだまし使ってきたのですが、いよいよの故障(寿命)のようです。
家内は、新しいのを買ってあげる・・・と剛気ですが、私としては愛着があってもう少し持っていたい。そこで修理の問いかけをしてみると、気持ち良く応じていただけそうです。それなりの費用も発生しますから、ここはひとつ新しいのを・・・という気もあまりなく、修理に出すことにしました。出来のほどままたご報告します・・・乞うご期待。
日本国紀。
本・テレビ・映画の話題

日本国紀。

連休中にはたくさんのDVDを観ましたし本も読みました。マンガ以外ではこの本、百田尚樹さんの日本国紀。「永遠の0」の時のように、とにかく長い前置きがあって最後に怒濤の結末が・・・みたいなのを連想していたら、そうでもありませんでした。割と淡々と歴史について書かれています。小説ではないので、そこのところはそういうことなのでしょう。
日本に最初に人類がたどり着いたのが3万8千年ほど前。長いこと狩猟採集や縄文の時代が続いて、稲作文化を中心とする弥生の時代になってから2千年ほど。当時の日本に一番影響力を持ったのは大陸や朝鮮半島、国として自立したのは聖徳太子の時代(1500年ほど前)だといわれています。
西洋が大航海時代を迎えてからは、まさに激動の時代です。アフリカやアジアの国々が次々と西洋諸国の植民地となっていく中で、日本は奇跡の変革と言われる明治維新を成し遂げて植民地となる事を免れました。国のあり方は、その国がこうありたいと願っている思いとともに、同じ時代に生きる諸外国との関係によって決まっていくのです。時には戦いで勝ち取らなければ自立した国としての存続さえも許されないのは歴史の証明するところです。
ところで、まさに今の時代はどうでしょう・・・どうも何だかきな臭い。一心に諸外国を信じて平和を唱えていればなんとかなる・・・そんな時代でもないような気がします。何か事が起これば、全てを手放して・・・好きにしてください・・・そんな気にもなれない。さて、どうしたものでしょう・・・と考えはじめるときには良い本であると思います。
終わってみれば・・・。
その他の話題

終わってみれば・・・。

始まる前は、とっても長いそんなにあっても何するの・・・と思っていた連休も終わってみれば、もう終わったの・・・と思えてしまう。人間は(と責任を他の方にも押しつけて)勝手なものです。
10日もあって一体何していたのだろう・・・と思い返してみると・・・やっぱり半分ほどは仕事をしていました。建築現場は日曜日には休みますが、祭日(祝日)には動く・・・というのが習慣です。その代わり、雨降りが休みになるので、それでバランスが取れています。事務所は休んでいても、むしろ私担当の打ち合わせ業務やプランニングは、クライアントが休みになるということもあって、休日の方に予定が集中します。現場からの問い合わせや打ち合わせもあります。そんなこんなで、働き半分、お休み半分・・・になったのでしょう。
しかし、助かりました。このぐらいの方が良い。本当に10日間も全くの休みになってしまうと何して良いのか分からない。そうそう、自宅のベランダでバーベキューをしました。休みらしいイベントはこれぐらいだったでしょうか。
世間は、働くな働くな・・・の大合唱です。本当にこんなことで大丈夫なのでしょうか?こんな休みを享受できているのは公務員と一部上場の大企業ぐらいじゃないのか・・・そんなこと思っているから、仕事中毒などと言われるのでしょうか?
それ不良品ちゃうんか?
その他の話題

それ不良品ちゃうんか?

先日娘が、新しいスニーカー買った・・・と喜んで見せてくれました。なんでもアディダスとかアシックスだとかの新製品らしいです。全体に柔らかそうな素材で出来ていてなかなかに動きやすそうです。
そんなこんなで眺めていると・・・あれ、中央部分でソールと上部が縁切れしている。お前これ不良品ちがうの?換えてもらえ~、まだ新しいし間に合うで・・・と私。違うで最新のデザインやでえ~・・・とのこと。娘によると、土踏まずのところでぐっと絞って、指先に向かって解放されて・・・とてもフィット感があって履きやすい・・・のだそうな。
靴の世界も日進月歩。それにしても壊れやすいのちゃうの・・・すいてるとこ寒いんちゃうの・・・にわかには信じがたい私です。進んでいかないのは私の頭の方でした。