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すさみの家 大工工事が進む
雨続きの毎日ですが、大屋根の水仕舞が出来上がったことと、そもそもが改装工事で外壁に雨の影響を大きく受けるヶ所が少ないことから、大工工事は順調に進んでいます。
写真は玄関廻りの木造軸組み。基本の鉄部は全く触ることなく、以前に店舗だった空間に住宅の玄関としての設えをします。外壁はサイディング、サッシなども木造用を予定しています。相変わらず、詳細は現場にて・・・の段取りでやっていますので、大工もやりにくいことでしょう。
断熱材は自分で用意しました。メーカーが、世界一安全とうたうパーフェクトバリアという品物です。フリースやペットボトルのリサイクル材料を半分ほど使った、断熱性能が高く透湿抵抗が低い、清々しい室内環境を作るにはもってこいの材料です。パーフェクトバリアを使っても有効な通気の期待できないところは、硬質ウレタンフォーム系の材料で断熱しましたが、それ以外のところには基本この材料で断熱します。
もともとALCは断熱性能の高い建築資材ですが、それは屋根や壁の材料として・・・ということで、だから断熱材は必要ない・・・ということではありません。
ところで、すさみの現場の近くでこの季節に・・・となると、カニです。特に意識してなくても、なんか本能的ともいえるぐらいに探してしまいます。子供の頃の習慣は今も抜けてないようです。
見つけました、いました・・・近くの石垣に私たちがマッカと呼ぶ田ガニたちです。今は至る所にコンクリートが敷かれてしまって、さぞかし生きにくい世を生きているのでしょう。
そういえばこの時期になると、川口の干潟のようなところではこのカニが集団で産卵します。場所によっては絨毯を敷き詰めたように孵化した稚ガニが溢れます。そうするとイガミの季節の到来です。
いやいや、建物の話から離れてしまいましたが、大工工事は順調に進んでいます。