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すさみの家 基礎・大工工事はじまる
すさみの家では、これまで解体や撤去など、引っぺがす・取り壊す・処分する・・・みたいな工事ばかり進めてきましたが、いよいよあちこち追加する・新しくする・・・などの工事が始まりました。
写真は減築部分の基礎です。型枠が入っているのが新しくできる基礎のもの。右手のコンクリート部分はこれまで室内だったけど、今後は屋外になる部分。コンクリートを取り払って土が見えているところは、配管の埋設スペースになります。
基礎の打ち継ぎ部分は既存コンクリートにアンカーをとって、新しいものと古いものとの一体化をはかります。とは言っても、基本構造は鉄骨造なので、木造建築とは違って、今造っている基礎などは二次部材的な、鉄骨や基礎などの基本構造物より優先順位の下がった構造物になります。
二つあったタタミ間の一つは今回板間に替わります。畳の下地床はそのままにして、断熱材を仕込み、新たに唐松の縁甲板を敷きます。この部屋は2階にあって、下には部屋がなく、もともとピロティ―となっています。階下が外部に吹きさらされている部屋は、床がとっても寒い・・・そんな声も聞いていました。そこで1階ピロティ―の天井上にも断熱材は仕込みますが、2階の床下にも二重に断熱材を仕込んだ次第です。
この部屋の壁はあまり触らず、壁仕上げのみを珪藻土に塗り替えます。床面も天井面(屋根面)も断熱を手厚くしましたし、窓は断熱サッシに省エネガラスを入れましたから、暑さ寒さには随分と強い部屋に変身したと思います。