木の家の建築家中村伸吾の建築設計事務所では和歌山の紀州材や自然素材を活かし無垢の材料で木造住宅を造っています。外断熱通気工法・土塗り壁・杉厚板の家などおまかせください
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天晴れ紀州材WoodDesignコンテスト2009優秀賞
木の国Wood Design コンテスト2007」において『マーメイドタウンの家』が優秀賞を受賞しました!

(2007年3月26日)

[ 講 評 ] 優秀賞 マーメイドタウンの家

敷地は、住宅団地の中にある。 この住宅は、雰囲気的には現代建築の感が焼杉板張りや、珪藻土塗り壁の表情で表現され、他の団地建物ともうまく調和して、新しい住宅団地の先端を行く形として表されている。
紀州材が構造材として使われ、中心の大黒柱的な柱は、21cm角もあり、仕上げ材も無垢材が使用されており、人間の体に対して、自然材の効用を意識的に表している点がすばらしい。 機械的な快適性を求めずに、自然材による自然な快適性を重視されている点がすばらしい。

■主催/紀南流域林業活性化センター(西地区)
■木材納品/廣本林業株式会社
■施工者/株式会社ヤマト建設
   
アプローチより玄関方向を見る
2007年春。暖冬を過ごしたヤマボウシが芽吹きをためらっている間に、木製の塀に絡んだバラが満開になる。(住まい手撮影)外装仕上げ / 下部 外装用珪藻土塗り仕上げ、上部 焼き杉板 南京下見張り
住まい手ご夫婦
奥さんの笑顔と、御主人の男気に助けられながらの家づくりでした。大変お世話になりました。

ある日、事務所の電話が鳴って、訪問したい旨のご要望があった。初めてお会いした時には、その場で仕事をご依頼頂いた。私の考え方や作風はよくご存じだったので、以後の打合せやプランニングはスムーズに進んだ。木組みを民家型工法でしっかりと組み上げ、外断熱の通気工法。南側に大きな開口、深い軒の出、風通しの良い空間構成。竹子舞の土塗り壁、あらわしの木材の蓄熱・断熱の特性を最大限に利用し機械依存は最小限・・・など、これまで顕彰してきた当事務所の基本に忠実な構成の住まいとなった。外壁のサイディング以外は一切の新建材は使用していない。

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ポーチより玄関を見る
床は金錆砂利洗い出し、壁は珪藻土塗り、天井は杉厚板あらわし。玄関収納は桧・杉にて制作。
玄関ホール上部の吹抜け部
屋根面には天窓。左手の木製建具は無双窓。夏場は開けて風を通し、冬場は閉じておく。
正玄関ホール見上げ
正面下部は居間・食堂につながる大型の引き込み戸。上部は本棚手摺りの上に引き違い紙障子。

日常の生活はすべて1階で済ませることが出来るよう、大きな居間空間を中心に組み立てた。食堂コーナーがあり、台所コーナーがあり、書斎コーナーがあり、水廻りへとつながる。吹き抜けをかいして2階ともつながり、室内空気を循環させる役目も併せ持つ。2階の来客用スペースと寝室が独立しているばかりの大きなワンルームのように使える住まいである。

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居間
この住まいの中心となるスペース、食堂と台所もここに併存する。寝る・・以外の生活活動はほぼこの場所で済ませることが出来る。
囲炉裏テーブル
冬場はこの囲炉裏の炭火だけでも充分に暖かいという。
ご夫婦が旅行先で見つけたすぐれもの。
コンロ脇調味料置き埋め込み棚
台所より居間方向を見る
キッチンはシンクとコンロをそれぞれに分けて使い勝手に応じて制作・配置した。もちろん高さもそれぞれに違う。

眺望が良く温泉の湧く敷地の特徴を生かした気持ちの良いお風呂はこの住まいのハイライトだ。個人住宅としては大きめの浴室の南側の窓を全開すれば、すぐ前のデッキや庭のみでなく、その先に紀州の山並みを一直線に望むことが出来る。景色を充分に眺めながらゆっくりと時間が楽しめるように・・・と、桧の浴槽も大きめで浴槽内に腰掛ける台を造っている。住まいづくりの当初から積極的に参加された御主人のアイデアである。

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庭より浴室を見る
温泉の湧くこの分譲地の中でも特に眺望に優れた所を敷地と選んだご夫婦には、気持ちの良い浴室が欲しい・・という強いご要望があった。
浴室より庭を見る
室内スノコからつながったデッキの先に一直線に山並みが連なる。ご家族でご利用になれるよう少し大きめに造った
2階板間 奧より入り口方向を見る
屋根面に充分な断熱・通気を施して天井は設けていない。ロフト部分は物置。

竣工してから2年目を迎える。この春には、住まい手が手を入れてこられた緑も濃さを増し、門扉の廻りに絡んだバラも見事に花開いた。期待した通り冬場も暖かくすごせたと聞く。男気にあふれる御主人と優しくきれいな奥様との家づくりは仕事でありながら楽しくすごせる時間でもあった。この住まいがこの地に馴染み、この地の景観のお役に立ちながら、住まい手の生活をいつまでもしっかりと守ってゆける建物であることを信じている。

  

吹き抜けより居間を見る
あまり大きくはないが効果的な吹き抜け。この吹き抜けを通じて空気の自然循環を促す仕組み。
2階ホールにある洗面所
左手がトイレ、右側が階段。高さは充分ではないが使い勝手はこれで充分。手摺りは本棚として利用。
2階トイレ
手洗い鉢は手作りの焼き物、天板は桧の耳付き板。内部の仕上げは桧板張り。
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建物名 / マーメイドタウンの家
所在 / 白浜町堅田マーメイドタウン内
構造規模 / 木造2階建
主要用途 / 専用住宅
竣工 / 平成17年5月
敷地面積 /       230.97u (69.86坪)
建築面積 /          96.27u (29.12坪)
延床面積 / 125.33u (37.91坪)
1階         /    82.94u (25.09坪)
2階        /    42.39u (12.82坪)
特記事項 / 竹小舞土塗り壁採用、外断熱通気工法
  民家型構法の家(木の国の家仕様)
  木の国 Wood Designコンテスト2007 優秀賞受賞
 
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平成19年 春 

私たちは夫婦共に大阪出身で、結婚して30年間大阪の南河内に住んでいました。少し早いリタイヤをし、健康上の理由もあって、温暖な地・白浜に土地を購入し移り住むことにしました。せっかく和歌山にくるんだから和歌山の木の家に住みたい、木に包まれて暮らしたいと思っていました。できれば太い梁の見える家で。又、大阪の暑い暑い夏と底冷えの冬に疲れていたため、「家は風の通りや!断熱が肝心や!」と常々感じていました。
家を建てるにあたって、やはり地元の気候を一番わかっている地元の設計士さんでと思いインターネットで調べますと、なんと、ピッタリの設計士さんが!!あらわしの工法の上に、竹木舞を編んだ土壁塗りで、外断熱!いうことなし!!早速お電話して事務所に伺い、その日のうちにお願いしました。(後で聞いたところによりますと、その日のうちに決めてしまう依頼主は初めてだったとか・・・)

建築期間中は、月に一度しか現場に来ることができなかったので、監理の竹林さんが写真付で現場の様子をたくさんメールして下さいました。 

住み心地はといいますと、想像以上に快適です。夏に一度もクーラーを使用しませんし、寒かった冬でも朝一時間の石油ファンヒーターと夜には囲炉裏ですごせました。買い物から帰ってくると、よい木の香りで、夏はどことなくひんやりと、冬はほっこりとしていてホッとします。なにより素足で歩く床の感覚が最高です。確かにキズはつき易いですが、家具にフェルトを貼ったり、水を含ませたティッシュでキズの手当てをしたりとお手入れもたいして苦になりません。これまた蜜蝋ワックスが簡単で香りがよくて大好きです。また、檜のゆったりしたお風呂が夢でした。意外とお手入れが楽で、毎日少し手間をかけてやるだけで十分です。 

建築中や建築後も、いろいろな細かい注文をていねいに聞いてくださった中村さん、竹林さん、ヤマト建設のみなさんに感謝!です。

 
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