家づくりvision

vision 01住まい手はクリエイター

どのように使われるかで、建物は名付けられます。映画を見るための建物は映画館。
食事をするための建物はレストラン。家族が暮らす場所は住まいです。

住まいは住まい手と共に呼吸し、そこで過ごす人々の思いを栄養として、やっと本当の姿へ成長していきます。
「住む」という行為は、実は大変クリエイティブな行為であり、住まい手はクリエイターであると意識されている方はどれほどいらっしゃるでしょう。

住宅産業の発展と共に、住まい手の手元にあった家づくりを成り立たせるための理屈が、作り手側のものとなってしまいました。
住宅は「商品」として氾濫し、そこで過ごす人々は「消費者」にされてしまったのです。経済原理が最優先とされたための、本末転倒です。
しかし、本当に魅力的な空間は、「消費者」の手元へは届きません。
その立場にあぐらをかいて満たされることを望んでいても得られるものは少ないでしょう。住まい手自身がクリエイターです。

住まいづくりは、そこで過ごす人々の幸せをカタチにしていく作業ですから、住まい手自らも考え、能動的に創造活動に参加する姿勢が不可欠です。