今日の現場からdiary

豊中の家

  • 住宅
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  • 2階建
金物固定

金物固定

基礎

アンカーボルトやホールダウンなどの金物は特にしっかりと固定する。
コンクリート打設時には多人数で一気の作業が必要であるので、そんな時にも動かないように・・・という配慮である。
金物設置精度は直接建物強度に影響を与えるので注意したいところである。

配筋位置

配筋位置

基礎

スラブ配筋には人が乗って作業するので配筋上(設計上)の配慮が必要だが、現場でも同じように気づかいがなければならない。
写真は鉄筋下のスペーサーとスラブ天(コンクリートの上端)を示す目印である。
配筋はコンクリートの真ん中あたりに位置していないと本来の役目を果たせない。
人が乗っても配筋が沈み込まないように、スペーサー(レンガブロック)は多い目に配置する。

スラブ配筋

スラブ配筋

基礎

ベタ基礎のスラブ配筋は、構造計算で算出されるものより少し太いものを多めに配筋するようにしている。
特に床スラブの場合には、コンクリート打設時にこの鉄筋の上に人が乗って作業をするので、その作業荷重を考慮する必要がある。
何ごとも、理屈通りの必要最低限で良しとするのではなく、工事環境も考慮に入れた気配りが必要だ。

基礎配筋検査

基礎配筋検査

基礎

基礎の鉄筋が組み上がった段階で配筋検査を行った。
検査項目は形状・寸法をはじめ、鉄筋の規格・寸法、継手・定着・余長などと共に配筋要領・補強筋・金物固定状況・スペーサーなども確認する。
この住まいでは、南側に鉄骨製の大きなベランダが付くので、その部分の独立基礎や地中梁の配筋も同時に確認した。
いずれの部分もきれいに組み上がっていて合格である。

墨だし

墨だし

基礎

捨てコンクリートの上には、壁の中心線や基準線などの基礎コンクリート工事をする上での諸々の情報が書き込まれる。書き込む行為を建築では習慣的に「墨だし」と言う。
鉄筋組も型枠の建て込みもこの線を基準に行われるのでとても大切な工程。通常は手練れの現場監督や大工棟梁が行う。

防湿シート

防湿シート

基礎

家相なども考え合わせると、ベタ基礎(構造スラブ形式)と防湿シートについては善し悪しの意見の分かれるところであるが、構造的にはベタ基礎が好ましいし防湿シートも施工しておくにこしたことはない。
地面は直接に雨を受けるところであるから恒常的に水分は放散している。シート下でつぶつぶに見えるのは地面からの湿気がシートで遮られて出来た水分である。何もなければこの水分は床下に入っていくのであるから何らかの対策は必要・・・という訳である。

土工事

土工事

基礎

土工事が始まる。この時点では基礎の形状と寸法、堀方・スキ取りと共に砕石の締め固め状況なども確認する。
防湿シートは捨てコンクリートで押さえ込んで安定させ、コンクリート表面は後の墨だし・型枠建て込みの精度が出るように気を付けて平滑にする。
スラブ下で構造梁(地中梁)が完結できるように設計しているので、基礎形状と鉄筋組は少し複雑になるが、立ち上がりの場所・形状などの自由度は増す。

敷地造成

敷地造成

計画

擁壁工事に伴って、敷地内にあった1メートル近くの高低は平滑に造成された。
敷地に高低があると、色々なところで表情が異なってそれなりに面白くもあるが、その分使い辛くもある。長く住まうと住まい手も年を取る。室内はバリヤフリーに仕上げたので、できるだけ同じ様な使い勝手で屋外も使いたい。
この住まいは、テラスを仲立ちにして木製引き込み戸で開け放たれる屋内と、芝生を張った屋外が緩くつながる様な設えになっている。

擁壁工事

擁壁工事

計画

建物の建築工事に先立って擁壁工事が行われた。
道路面からは3メートルほどの高さ。石積みの擁壁をコンクリートのものに替える。同時に上の敷地にも車が入れるようにスロープも造った。スロープの仕上げは建築工事で行う。真ん中に石で緩い階段を造り、その両脇をクルマの両輪がまたいで走るような意匠。
工事に伴う進入口は、重機が止まっているところあたりに仮設のスロープを造って対応する。

地鎮祭

地鎮祭

計画

図面が出来てから2年近くが経ってしまった。その間に開発許可を取って敷地の造成(擁壁)工事が行われる。
地鎮祭が行われたのはこの春・・・おかげさまで、晴れ渡る空に満開の桜が心地よい春の良き日に恵まれた。
写真は敷地周辺の状況を良く写している。街中に有りながら緑が多く、芝生の中では花見のグループがいくつかくつろいでいる。高層ビル群を望む都会の最中にあって得がたい住環境である。