今日の現場からdiary

孟子の平屋

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含水率

含水率

基礎

天然乾燥の場合に特に注意が必要なのは含水率である。
グリーン材(未乾燥材)を使うと後の狂いや割れの原因になりかねない。
今回計測では桧正角材(柱や土台)で10%~20%、杉平角(梁材)では15%~30%の含水率の木が多かった。いずれも天然乾燥としては優秀であろうと思う。
材の中心あたりに年輪の中心があるものは、曲がりの少ない素直な木であることが多い。均等で細かい年輪も見て取れる。きれいな色合いの柱に仕上がると思う。

木材検査

木材検査

基礎

構造材(柱や梁など)の加工前の検査を行った。
この時には樹種や寸法はもちろん、色味・目込み、傷・腐れ・虫害、含水率などの項目を検査する。
木材はだいたい1年前に倒した。山で3ヶ月から半年の葉枯し乾燥を経て荒製材し、倉庫にて桟積みして乾燥を待つ。出荷前に必要寸法に再度製材し加工場に運び込む。
無理な乾燥をしていないので木材に粘りがあり、香りも色合いもきれいだ。

水抜き穴

水抜き穴

基礎

お風呂がシステムバスの場合は漏水の心配はない。
しかし、現場製作で造り付けのお風呂を施工する時には、どんなにしっかりと施工してもそれなりに水の心配をしておかなければならない。私の場合は、スラブと防湿シートを貫通して水を逃がす穴をあらかじめ用意する。
この住まいはハーフユニットのお風呂なので心配は少ないが、念のためである。

基礎コンクリート

基礎コンクリート

基礎

基礎の養生期間は結構長いので、雨降りに遭遇することもある。しかし、心配はない。
港湾の堤防や河川の改修の例を見るまでもなく、コンクリートは水の中でも固まる。
基礎に水が溜まっている現象はむしろ、隙間なくきっちりとコンクリートが入っている証し・・・と捉えていただければ良い。
もちろん木部の施工に移る前には全ての水分を撤去する。

基礎コンクリート

基礎コンクリート

基礎

スラブ・内外の立ち上がりコンクリート打設が終わり基礎が出来上がる。
外周部表面はこのまま打放し仕上げとして化粧で使う。
天端均し・各所金物設置などがこの時点で仕上がっている状態。
コンクリートは、施工後1週間ほどで設計強度の70%ほどの強度を示す。3週間の養生期間で、ほとんどの場合設計強度を上回るので、その間は養生期間として確保する。

含水率

含水率

基礎

山に木が立っている時には200%に近い含水率(木の重量に対する水の割合)を30%以下に落とさなければ建築用材としては使いづらい。人口乾燥では造作ないことでも、天然乾燥では結構難しい。
今回の桧正角(柱材)は約1年前に伐採した。それを葉枯しで約3ヶ月、あら引きして約9ヶ月の乾燥期間。それで足りないものは40度ぐらいの低温乾燥に10日ほどかける。
写真の含水率計では約14%。これから細工をしていくと、上棟の時期にはもう少し下がってくる。

木材見学

木材見学

基礎

建て主を伴って準備していた木材(構造材)の見学に行った。
尋ねたのは龍神の山本製材。
写真は通し柱を見ているところ。色味、目込み、目通り共に優秀な桧の正角材。
節もなく化粧面はとてもきれい。天然乾燥なので特に色合いが良い。
伐採したのは去年の今時分。丁度1年前の伐り出し材。

第2回コンクリート打設

第2回コンクリート打設

基礎

第2回目の基礎コンクリートが打設された。
部位は内部の基礎立ち上がり部。
立ち上がりにコンクリートを入れる時には、必要な金物は全て設置している。
コンクリートに水分が残っている間に天端のレベラー施工も行う。
打設直後でなければ雨に濡れても問題はない。コンクリートは水の中でも平気で固まっていく。

第1回コンクリート打設

第1回コンクリート打設

基礎

第1回の基礎コンクリートを打設した。
この時にはスラブと外周部の立ち上がりを同時に施工する。スラブと立ち上がりを2回にわけて打設すると、打ち継ぎからの水の浸入リスクを抱えてしまうためである。
仕上げ面がそのまま化粧面となるため、打設時には空隙が出来ないように充分な突き固めを行う。
基礎コンクリート施工の中では、この時が一番コンクリートボリュームが多いので、強度試験用のサンプルピースの採取も同時に行う。

スペーサーと防湿シート

スペーサーと防湿シート

基礎

信仰上の(進行上ではない)問題がなければ、床下には防湿シートを敷き込んで基礎スラブを施行した方が良い。
地面にはいつも湿気があるので、放っておくと床下に入り込み木材の腐食の原因となる。
またシロアリ被害のリスクも抱えることになる。
構造上も地面と接するところにしっかりとしたスラブがあるのは安心感が高い。