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孟子の平屋

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コーキング Ⅱ

コーキング Ⅱ

造作

外壁のサッシには木製枠を付けたので、枠と焼き杉板の取り合いは黒いコーキング。サッシと枠の取り合いはサッシに近い色・・・と材料を振り分ける。
ひと手間よけいにかけても黒子(コーキング)は目立たない方が良い。

コーキング

コーキング

造作

外壁が仕上がってくると取り合い部の防水工事(コーキング)に入る。
木部のコーキングは接着面の下養生や取り合いが難しい。
焼き杉板と接するところは、板の色に合わせて真っ黒なコーキング。
外壁が下見板張り(段々になっている)なので一筋縄ではいかない。

樋工事

樋工事

造作

大屋根に樋を掛ける。
軒樋は塩ビの半丸。同様に縦樋も塩ビの品物である。
色合いはサッシや外壁と馴染みの良いグレー調のもの。

設備配管

設備配管

造作

床を張り終わった。この時点では設備の各配管も床を貫通して上に顔を出す。
床下の気密層(防水層)を貫通したところで防水処理は終わっているが、床板レベルでももう一度の防水処理を行う。
写真は汚水(トイレ)の配管。

外壁

外壁

造作

外壁には完全に炭化するまで焼き込んだ焼き杉板を張った。
表面の炭化層が中を守るので、塗装で黒く色付けしたものよりは高耐久である。
断熱・気密・防水などの重要なところは外壁に関係なく出来ているので、外壁は好みに合わせた化粧であると思っている。痛んできたり、飽きが来たならいつでも張り替えは可能だ。

外壁防水処理

外壁防水処理

造作

防水層を貫通する箇所には徹底的に防水処理を施す。
外壁は化粧であるから、厳密には防水層ではない。
しかし、直接に雨風のかかるところであるからここでも防水処理を行う。
通気層の奥の防水・気密層と併せて2重の防水である。

床板

床板

造作

床板には無垢の赤松の無地物(節のないもの)を使った。これは住まい手が気に入られてご自分で取り寄せられた品物。信州赤松で特にあずみの松の愛称で呼ばれているもの。板の加工も丁寧で張り上がりもきれいであった。
松らしく脂気も多くしっとりとしている。蜜蝋ワックスで仕上げると、もう少し赤みが際立って落ち着いた印象に仕上がると思う。

外壁通気層

外壁通気層

造作

外壁の下には通気層がある。厚みは通気桟の厚み(21ミリ)である。
内断熱(パーフェクトバリア)外断熱(木毛セメント板)ともに透湿抵抗の低いものを使っているので、屋内で発生した湿気(水蒸気)は断熱層を透過して容易にこの通気層に達する。通気層内は空気が良く動く工夫がしてあるので、空気の動きとともに湿気(水蒸気)は排出されるわけである。
木の家である以上は適切な湿度の清々しい空気感の室内を造りたい。しかし、やみくもに高気密・高断熱の家を造っても木の良さは活かされない。建物全体で湿気を計画的に処理する工夫が必要である。

外壁

外壁

造作

外壁には焼き杉板を一面に張る。
焼き杉板は表面が完全に炭化するまで焼き込んだものが良い。炭化層が内部を風雨や紫外線から守り、塗装品や中途半端に焼いたものより木の劣化は抑えられる。
色落ちは徐々に・・・ではなく、表面の炭化層が剥がれたところから始まる。風で飛んできたものが当たったようなところから、うろこのように少しずつ剥がれていく。全体に木の地肌が見えるまでには30年以上かかると思う。

換気棟

換気棟

造作

空気は温度によって動く。入り口と出口に高さの差を付ければ、それだけ動きを誘発しやすい。
写真はこの家で一番高いところにある棟飾りに付けられた換気棟。屋根面や外壁面が熱せられると、熱くなった空気は高い方に移動をはじめ、ここから排出される仕組み。給気口は外壁の一番下。寒い時には逆の流れになる。
熱くなってしまった屋根面の温度を断熱材だけで遮ろうと思うとたくさんの材料が必要になり工事費も膨らむ。まずは熱くならない工夫が大切。