今日の現場からdiary

豊中の家

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換気棟

換気棟

木組

大屋根の一番高いところには換気棟を取り付けた。
軒先や壁の下部から冷たい空気を吸い込み、この換気棟より排気することで建物の湿気対策と断熱対策をおこなう。
こうすることで清々しい室内を造る温熱的な効果、断熱材を減らす経済的な効果と共に、建物自体の耐久性を高める効果も望める。

杉厚板

杉厚板

木組

1階の見上げ天井が2階の床板あらわし・・・となるところには杉の厚板パネルを張り込んだ。
厚みが他の2階床下地材に合わせて37㍉となるように、龍神材を使って特注生産した。
無垢材なので断熱・調湿などの特性が優秀で表面もきれいである。

丸太梁

丸太梁

木組

この住まいの特徴は2階に大空間(39帖)の居間(LDK)があること。
梁間3間のこの空間を支えるのは末口330㍉の杉丸太。
この丸太が1間間隔で4本連なり大屋根を構成する。
丸太の上には270成(高さが270ミリであること)の登り梁。

柱脚

柱脚

木組

大黒などの力の掛かる柱の足元は土台には乗せないで直接基礎に乗せる。
木材は繊維方向には強いが、横方向はそれほど強くない。
土台は桧の芯持ち材であるが、それでも横方向から極端な力を掛けるとその部分がへこみ狂いの原因になりかねない。

上棟

上棟

木組

梅雨の晴れ間を狙って上棟が行われた。
すでに大屋根の防水シートまでが出来ているので雨の心配はあまりない。ちなみに軒先の出は1,800ほどもある。
天然乾燥の色合いと香りのきれいな構造材である。
これからは金物・筋交い・耐力壁などの施工に入る。

施工図チェック

施工図チェック

木組

工事の進捗に合わせてたくさんの施工図をチェックする。
設計図は大きく方向を示す図面であるが、現場での施工詳細についてはより細かい検討を加えた施工図を作成する。
これまでは基礎施工図、木材加工のための施工図、とチェックを終え、今は開口部廻り(サッシ・木製建具など)の施工図をチェックしている。

木材搬出

木材搬出

基礎

用意していた天然乾燥の構造材を加工場に搬出した。
60坪弱の木造屋に30m3ほどの構造材。造作材や補足材も30m3を越えるほどあるので、全体では60m3を超える木材量。坪に換算すると1m3/坪程度の木材量になる。通常の木造住宅では0.5m3/坪ほどあれば多い方なので、この家には倍ほどの木材量を使うことになる。
多くの木材をあらわしで使うのは、木材特有の調湿効果を期待してのこと。

木材調達

木材調達

基礎

天然乾燥材を用いた家づくりをしているので、人工乾燥材と違って納材には通常1年弱ぐらいの期間を要する。山で木を倒して3ヶ月ほどは葉枯し乾燥、その後製材にて荒挽きをして桟積み乾燥を半年ほど、そして出荷前に二度目の製材をして必要寸法に整える。
これは二度挽き(出荷前の製材)する前の材料。乾燥期間が長かったため材はすっかりグレーに変色しているが、何の心配もない。二度挽きすると見事な色味が蘇る・・・これが天然乾燥の無垢材の良いところ。

含水率

含水率

基礎

杉丸太梁の含水率、20.7%と表示されている。
山で立っているときには150%~200%ほどの含水率であるものを天然乾燥させて30%以下まで落とす。最終的に30%を超えるものは、後の動きもあるので注意して下げる。
天然乾燥材は表面から乾燥をはじめるので、表面に割れが出ることが多い。人工乾燥材は表面を固めた後で内部の水分を抜くので、内部に割れが入ることが多い。
割れがあっても破壊強度は割れの無いものとほとんど変わらない。表面に割れが見えるものは天然乾燥材の印であると言えるかもしれない。

木目

木目

基礎

一般的に、年輪が中心ぐらいにある木は素直で後の狂いが少ない。年輪幅が細かい木は、粗い木に比べて組成が密でより大きな重量に耐え、耐久性も高い良材とされる。
写真は小屋丸太の元口(根元側)幅は240㍉、成(高さ)は450㍉ほどもある。
伐り出したのは2年以上前。まだ加工前なので表面が新しい木の色をしていないが、ひと皮むくときれいな木地が見えてくる。