今日の現場からdiary

白浜の平屋

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焼杉板の目板張り

焼杉板の目板張り

木組

サッシ取付が済んだ箇所から、透湿防水シートと防水テープで防水を行い、胴縁などの板張り下地を施工していきます。
写真は下地に焼杉板を施工した箇所。
張り方は目板張りです。
幅の広い板を少しずつ離して先に張り、その隙間にかぶせるように細い板を打っていきます。

サッシ取付

サッシ取付

木組

外壁の下地が済んだところにサッシを取り付けて行きます。
白浜の平屋は真壁仕上ですので、真壁納まりを採用しています。
最近ではサッシの枠の部分を小さくしようとする動きがサッシ会社各社に見られ、
サッシの枠の部分が少しずつ小さくなっています。
そうなるとガラスの部分の面積は大きくなるので、
建物の方向や窓の大きさ・設置高さから日の差し込みを検討し、ガラスの種類を検討する必要も出てきます。

外壁下地張り

外壁下地張り

木組

屋根の工事と同時進行で外壁下地のインシュレーションボードの施工が進んでいます。
耐力壁としての強さを見ている箇所とそうでない箇所でボードの種類や釘ピッチを変えて施工する必要があります。
サッシを取り付けて、透湿防水シートを施工出来れば外壁の雨仕舞いは一段落です。

瓦屋根の施工が進んできました。

瓦屋根の施工が進んできました。

木組

瓦の据付が進んできました。
瓦の主な産地としては愛知県三河地方の『三州瓦』、島根県の『石州瓦』、淡路島の『淡路瓦』が知られています。
和歌山県では土地的な条件から、淡路瓦を使用することが多いです。
というわけで、白浜の平屋の瓦も淡路島産です。
ひとつひとつ職人が下地に結わえていくので手間がかかりますが、
屋根が規則的に波打ち、太陽の光を鈍く反射する様子には瓦独特の味わいがあります。

瓦の運び入れ

瓦の運び入れ

木組

白浜の平屋は屋根の仕上材料として瓦を採用しています。
瓦を施工する際は一旦、ほとんどの材料を屋根の上にのせてから、
その材料を使用して屋根を葺いていきます。
写真は屋根の上に瓦を運び入れた時の様子です。
まとめて屋根の上にのせる際の載せ方を気にしたことがありませんでしたが、
どうやら2つ一組で、写真の様に片方を立てかけるようにして置いておく決まりのようです。

屋根面の断熱

屋根面の断熱

木組

屋根面の室内に面する範囲には断熱材を敷き詰めます。
写真で断熱材のない箇所は外部に面する箇所です。
白浜の平屋は平屋で、かつ、平面が雁行していますので、
屋根面の面積は通常2階建てと比較すると2.5倍弱になっています。
そのため、屋根の工事が大きなウェイトを占めています。
断熱材を雨に濡らすと、湿気を屋根の内部に閉じ込めてしまうので、それを防ぐため、断熱材を施工した箇所から随時透湿防水シートにて防水していきます。
屋根の防水を一通り終えるまでが、現場として踏ん張りどころとなりそうです。

屋根面の施工が進んでいます。

屋根面の施工が進んでいます。

木組

上棟に続き、屋根面の施工が進んでいます。
白浜の平屋では屋根の大きさと仕上を鑑み、jパネルにて屋根面の堅さを確保しました。
写真中央の孔は通気口です。
壁から上がって来た空気を棟で抜く工法のため、野地のパネルにも通気口を確保します。

金輪継ぎ+込み栓

金輪継ぎ+込み栓

木組

写真は金輪継ぎ+込み栓による仕口の様子。
桁廻りや大きな力がかかる継手には追掛大栓継手を採用しています。
プレカットでは箱堀とボルトで締める箇所が手刻みではこのような伝統継手に。
強度を気にされる方もおられますが、伝統的な継手も実証実験が進められており、適切な寸法にて施工すれば、金物と同等以上の耐力を発揮することが分かっています。
真壁仕上の場合はこの細工が内部から見えるので、継手を設ける位置にも注意を払います。

上棟

上棟

木組

柱建てまで工程が進んでいた白浜の平屋。
お日柄の良い日に上棟式を行いました。
前日から非常に風が強く、クレーンによる荷揚げ作業が心配されましたが、現場は滞りなく、順調に進行。
屋根形状が少し複雑で、部材が多いため、上棟がひとつの山場でした。
心配されていた天候も、当日は晴れ。
今後は順次、屋根の仕舞に入る予定です。

込み栓

込み栓

木組

白浜の平屋の内部の仕上は真壁(壁に柱が見える仕上)仕上です。
それに加えて、木材加工の複雑さを鑑み、手刻みによる木材の加工を採用しました。
木造の建物では耐力壁の強さ(堅さ)に応じて、柱に引抜力がかかるため、引抜を防ぐための金物が必要となります。
伝統的な仕口である込み栓は、最大400~500kgの引抜に対する抵抗力があることが実証されています。
(それ以上の力がかかるところは金物で補強します。)
その様な実用的な側面もありながら、意匠性にも優れているのが込み栓の良いところ。
柱の上下に打たれた込み栓が、空間にいいアクセントを加えているように感じます。