コラムcolumn

いかなるテクノロジーもアートも、地域の環境に適合していないならば、その地域に根づくことはできない。

  • 夢をカタチにする力 -その01
  • 新庄総合公園管理棟(平成14年竣工)
いかなるテクノロジーもアートも、地域の環境に適合していないならば、その地域に根づくことはできない。
建物を考える時この言葉は大きな意味を持ちます。この地に多く育つのは「杉と桧・樹齢40~50・節あり並材」です。この地で主に工務を担当するのは地場の大工職です。
公共施設であればこそ、規模の大きい木造建築といえども集成大断面や特殊構造に頼ることなく、通常手に入る材料で通常の木組みにて建物を成立させ、姿勢に示すことは大事なことであろうと思います。
この建物は特に以下の事柄に留意して設計しました。
一.公園との一体感を持ち、当然のようにそこにたたずむ建物であること。
一.公園のテーマでもある「自然」に存在する材料にて構成されていること。
一.公園のイメージにマッチした「ひろびろ感、のびのび感」が表現できること。 
これらを実現するために、紀州材、石、土を主な材料として、軒の出を十分に確保した切り妻大屋根にて建物を計画しています。本建物が狙い通りの性能を発揮し、長く人々に愛されることを願っています。